血圧

高血圧(動脈硬化)と合併しやすい病気、脳出血・くも膜下出血

 

動脈硬化の結果、脳の血管が破れて出血します。脳出血、くも膜下出血とも、前ぶれがなく、突然発症し、命を落とす危険も高い。

 

脳出血は午前10~12時に起こりやすい!

高血圧の合併症として、もっとも関係が深いのが脳卒中です。いわゆる脳卒中には、脳出血、くも膜下出血、脳梗塞などがあります。

脳出血は、脳の細動脈が硬化し、もろくなっているとことに高血圧によって強い圧が細動脈にかかり、破れることで起こります。

脳出血は前ぶれがほとんどなく、1日の中で血圧が高くなる午前10~12時頃に、突然発症することが多くなっている。脳出血を起こすと、頭痛やめまい、嘔吐などに襲われます。発症から1~6時間で出血は止まりますが、全体の30%は重症で、最悪の場合は、発症から1時間程度で意識障害を起こし、死に至るケースもある。

意識障害が経度であるほど生命を失うことはありません。ただ、出血した場所と出血量などにより、片マヒや言語障害が残ることも少なくありません。

 

くも膜下出血は突然の激しい頭痛!

脳の表面は外側から硬膜、くも膜、軟膜という3層の髄膜で囲まれている。くも膜と軟膜の間はくも膜下腔ち呼ばれ、髄液で満たされた空間を脳の表面を養う血管が走っています。このくも膜下腔で血管が破裂するのがくも膜下出血である。

原因としては脳動脈瘤(一部がこぶのように変形した血管)の破裂が大半である。脳動脈が瘤状にふくらむとその部分は壁が薄くなり破れやすくなる。したがってその破裂に関しては、やはり高血圧が引き金になりうると考えられる。

くも膜下出血が起こると、激しい頭痛が特に後頭部に起こる。首や四肢の硬直、吐き気や嘔吐も伴う。急速に意識を失い、重症の場合はそのまま絶命することもある。出血がいったん止まって落ち着いたかと思われたあと数日後に再出血を起こし意識を失う場合もあります。

手術が原則ですが、意識障害が進行すると手術は不可能で、予後不良である。再出血を起こす前の意識障害がないか経度のうちに確定診断を行い早期に手術することが大切。

近年、くも膜下出血の原因となる脳動脈瘤の早期発見のために、脳ドックが広く行われるようになってきました。ただし、脳ドックで動脈瘤が発見された際に欧米と日本ではその見解が分かれている。

欧米では調査の結果、1㎝以下の脳動脈瘤は破裂する可能性がきわめて低いため、経過をみるべきだという報告があるのに対し、日本で実際に破裂を起こした人を調べたところ、大部分が1㎝以下の脳動脈瘤だったといわれている。

脳動脈瘤が見つかった場合には破裂を予防する手術が検討されるのですが、たいへんデリケートな場所の手術であり、手術そのもののリスクもあるため、危険性と利益を十分考慮して治療方針を決定すべきである。

現在のところでは高齢者の場合ですが、2~3㎜程度の小さな動脈瘤は手術すべきではないと考えられている。

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