血圧

メタボリックシンドロームと高血圧の関係

メタボリックシンドロームと高血圧は密接な関係になります。メタボになると、結果的に血圧も上昇するので、血圧が高い人はメタボを防ぐことも大きな鍵になってきます。

 

内臓脂肪細胞がふえると血圧が上昇する?!

メタボリックシンドロームの判定基準に血圧が含まれていることからもわかるように、当然、高血圧との関連性も決して低くありません。

高血圧の最新の治療指針である「高血圧治療ガイドライン2019」でも、メタボリックシンドロームは心血管疾患発症の重要な要因である、高血圧治療のうえでも、内臓脂肪型肥満の改善に配慮する必要がある、としています。

内臓脂肪型肥満になると、死亡を蓄える脂肪細胞からインスリンの働きを阻害する物質が分泌され、高血糖状態になります。血液中の中性脂肪も増加し、脂質異常症も招きます。

すると血糖値を低下されるためにインスリンがさらに分泌され、高インスリン血症(血液中のインスリンの量が多い状態)を起こします。高インスリン血症になると、今度は腎臓でナトリウムの再吸収を促進し、心拍出量が増加するため、血圧が上昇してしまうのです。

すなわち、内臓脂肪型肥満がベースとなるメタボリックシンドロームを改善することは、高血圧の予防・改善にもつながるのです。

 

メタボの場合は低めの血圧でも注意を開始する!

メタボリックシンドロームの判定において、血圧の診断基準は、一般の高血圧の診断基準より少し厳しく設定されています。

血圧の値でいうと、メタボ診断では収縮期血圧130㎜Hg 以上、拡張期血圧85㎜Hg 以上のいずれか、または両方に該当すると指導の対象になります。しかし、この数値は日本高血圧学会が示している血圧値の分類にあてはめると、正常高値血圧に該当します。

その意味では一見、厳しい診断基準になっているように思えます。しかし、実は最近の研究から正常高値血圧の段階から血管はダメージを受け始めるということがわかってきているので、血管や臓器を守る意味においては、妥当だといえます。

また、血圧が高く、腹囲が男性なら85㎝以上の人は高血圧だけでなく、糖尿病や脂質異常症のリスクも高くなっていると考えられます。メタボリックシンドロームとその予備軍の人はまずは食事・運動療法に取り組み、内臓脂肪肥満を改善することが大切です。

 

食べすぎと運動不足がメタボを誘発!

メタボリックシンドロームのベースにあるのは内臓脂肪型肥満で、その原因となるのが、不適切な食事と運動の習慣です。食べすぎや運動不足の状態が続き、摂取エネルギーが消費エネルギー上回るようになると内臓脂肪が蓄積されていきます。

この内臓脂肪が血圧、血糖値、脂質代謝というあらゆる面で悪役となるのですが、救いは、内臓脂肪は皮下脂肪とくらべて、たまりやすく減りやすいことです。ためる原因となっている食べすぎや運動不足を改善することで、確実に減らすことができます。

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