血圧 血中脂質(コレステロール・中性脂肪・リン脂質など)

血圧を下げるために③「中心血圧」「動脈硬化」「 メタボ」揃うとまずい3つのキーワード

◀ 血圧を下げるために② 今話題のキーワード「中心血圧」とは?!

「中心血圧」「動脈硬化」「メタボ」揃うとまずい3つのキーワード

中心血圧を知る手がかりの一つとして参考になるのが「メタボ(メタボリックシンドローム)」の数値です。

「メタボと中心血圧がどう関係するの?」と不思議に思うかもしれません。メタボの検査によって、さすがに中心血圧の数値そのものはわかりませんが、「動脈硬化」の進み具合がわかるのです。

血圧が高いと動脈硬化を起こしやすくなり、動脈硬化が進めば中心血圧も高くなります。動脈硬化→高血圧→動脈硬化……4といった悪循環を引き起こします。

このように「動脈硬化」と「中心血圧」は強く関連しており、ともに切っても切れない仲なのです。

ということは、逆の発想で、動脈硬化がどれくらい進んでいるのかがわかれば、中心血圧がどのぐらい高いかを予測できます。そして、動脈硬化は、メタボの検査結果から推測することができます。

 

内臓脂肪に潜むリスク

メタボの基準と、それらがどう動脈硬化に関わっているのでしょうか。

メタボとは内臓脂肪が蓄積し、生活習慣病や血管の病気になりやすくなっている状態を指します。

 

・メタボの基準
① 腹囲(内臓脂肪の蓄積)
② 中性脂肪値・HDLコレステロール値
③ 血圧
④ 血糖値

◎腹囲は内臓脂肪蓄積の指標

まず①の腹囲。へそのまわりを水平に測定した値が男性85センチ、女性、90センチ以上で内臓脂肪ありと推定します。

これは腹部CTにてへその高さのスライド画像での内臓脂肪面積100平方センチメートルに相当するウエストサイズです。男女ともにこれ以上サイズが大きいと、かなり内臓脂肪が蓄積していると考えられます。

メタボリックシンドロームの判定基準

メタボリックシンドロームの判定基準は体重ではなく、内臓脂肪

内臓脂肪蓄積の指標

へその高さで測った腹囲→男性 85㎝以上

A 中性脂肪 または HDLコレステロール →中性脂肪150㎎/dl以上・HDLコレステロール 40㎎/dl未満
B 血圧→収縮期血圧 130㎜Hg以上・拡張期血圧85㎜Hg
C 空腹時血糖値→110㎎/dl以上

A~Cのうち2つ以上当てはまると「メタボリックシンドローム」

 

内臓脂肪からは、「アディポサイトカイン」と呼ばれるさまざまな生理活性を有する物質が血中に放出されることがわかっています。

このアディポサイトカインには善玉と悪玉があります。

「TNF-α」は血糖値を下げる作用を有するインスリンの働きを妨げ、血糖値の上昇や糖尿病のリスクを高めます。

さらに、「アンジオテンシノーゲン」は血圧を上昇させる「アンジオテンシン」の分泌を焚けます。

また、「PAI-1」という物質が増えると血栓ができやすくなり、動脈硬化が進みます。

一方、善玉としては、動脈硬化を抑える「アディポネクチン」も分泌されています。しかし、脂肪の量が増えすぎてしまうと、その分泌量が減ってしまうのです。

つまり、二重の意味で動脈硬化のリスクが高まるのです。

血圧高めの方へ

気になるコレステロール

次は、②の「中性脂肪値とHDLコレステロール」です。

血液中の「脂質」には、「LDLコレステロール」「HDLコレステロール」「中性脂肪」があります

「LDLコレステロール」は動脈硬化を促進するので悪玉コレステロールと呼ばれます。

さらに、LDLコレステロールには、大小のサイズがあり、特に小型のLDLコレステロールは「超悪玉コレステロール」と呼ばれ、より動脈硬化の原因になりやすいことがわかっています。

血中の「中性脂肪」が高いと小型の「LDL(超悪玉)コレステロール」が増えて、動脈硬化のリスクがさらに高まります。

そして、「HDLコレステロール」は、血管に付着したこれすておーるを排除してくれるので「善玉コレステロール」と呼ばれています。

この数値が低いと、血管壁のコレステロールが増え、動脈硬化が進みますが、中性脂肪が多くなると、この大切なHDLコレステロールが減少してしまうのです。

血圧高めの方へ

血管の老化の原因は“糖化”にある!?

血糖値というのは「血中のブドウ糖の量」です。私たちが食事で炭水化物ないしは糖質を摂取すると、主にブドウ糖となって血中を流れ、活動のためのエネルギーとして使われます。

血中に糖が増えると、インスリンというホルモンが働いて、全身の細胞にブドウ糖を取り込み、血糖値が正常に保たれます。

ところがインスリンの量が少なかったり働きが悪かったりすると、血中のブドウ糖がスムーズに細胞に取り込まれず、血糖が高い状態(高血糖)が続くことになります。食後の血糖値が高くなり過ぎたり、高血糖が続いたりすると、酸化ストレスによって血管がダメージを受け、動脈硬化が進行します。

 

健康診断の結果から見えてくるあなたの「動脈硬化」

メタボと動脈硬化と中心血圧は密接に関係します。すでにメタボと診断されたという人は動脈硬化が進んでいて、中心血圧も高いと推測されます

また、「まだ、メタボではないが、予備軍ですね。」と言われた人も少なくないと思いますが、どの場合もすでに動脈硬化の危険性が高まっているので注意が必要です。

 

血圧を下げるために④高血圧の犯人は…「末梢血管抵抗」

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