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腎硬化症・慢性腎臓病(CKD)| 動脈硬化が引き起こす病気

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ポイント

・腎臓のフィルター役である糸球体の毛細血管に動脈硬化が進む「腎硬化症」
・腎硬化症を含め、腎臓の機能が慢性的に低下する病気が「慢性腎臓病(CKD)」
・脂質異常症とCKDは相互に影響し合い、発症させたり悪化させる

 

腎臓の機能低下は体中に影響する

腎臓には、体の老廃物を排出し、ミネラルやたんぱくなど必要な成分は再吸収して、体内の環境を調整する働きがあります。

ネフロン(糸球体と尿細管で構成されている)は、腎臓の働きの中枢をになう部分で、ここに動脈硬化が進むのが、「腎硬化症」です。動脈硬化のタイプとしては、動脈の壁の3層全体がもろくなる細動脈硬化でおこります。

糸球体は、毛細血管が集まった器官で、血液をろ過する役割があります。腎硬化症が起こり、また高血圧がつづくと、糸球体のフィルターが目詰まりしたり目が粗くなり、ろ過機能が落ちてしまいます。

このように、腎臓の機能が慢性的に低下し、たんぱく尿が出るなど腎臓に異常が続く病気を「慢性腎臓病(CKD)」といいます。これには腎硬化症だけではなく、糖尿病によって引き起こされる糖尿病性腎症や、尿に大量のたんぱくが出てしまうネフローゼ症候群など、慢性的な腎臓の病気はすべて含まれます。

 

CKDがやっかいなのは、脂質異常症や高血圧、糖尿病など、ほかの病気を悪化させることです。脂質異常症でいえば、LDLを増やし、HDLを減らします。つまり、脂質異常症はCKDを発症させ悪化させますが、さらにCKDが脂質異常症を悪化させる、という悪循環に陥るのです。

実際、CKDになると、心筋梗塞や脳卒中を発症しやすくなり、発症した場合の死亡率も高くなることがわかっています。

 

 

腎臓の働きと、それが低下したときの症状

●老廃物を輩出する
ネフロンは糸球体と尿細管で構成されていて、血液をろ過し、必要なものと不必要なものとをこし分ける。不必要な老廃物は尿として体の外へ出し、必要なものは吸収して再び血液に運ぶ。

働きが低下→たんぱく尿が出るようになる

●血圧を調整する
腎臓は塩分と水分の排出量をコントロールし、血圧を調整する。

きが低下→高血圧になりやすくなる

●血液をつくる司令を出す
骨髄の中の細胞は、腎臓から出るホルモンの刺激を受けて、血液をつくる。

働きが低下→貧血になったり、立ちくらみを起こ

●体液量や、イオンバランスを調節する
腎臓は体内の体液量やイオンバランスを調節し、体に必要なミネラルを取り込む。

働きが低下→体がむくむ、疲れやすくなる、めまいがす

●強い骨をつくる
腎臓は、カルシウムを吸収させるために必要な活性型ビタミンDをつくる

働きが低下→骨が弱く

 

腎不全に進むのを防ぐ

CKDの患者さんは、現在、1330万人以上いると考えられています。20歳以上を見ると、8人に1人という多さです。CKDは進行すると腎不全になり、人工透析が必要な状態になることもあります。腎臓の機能は、ある程度以上に悪化すると元には戻りません。そうならないためには、初期の症状(尿たんぱく)があらわれた時点で精密検査を受けることが大切です。また、生活習慣の改善や、高血圧、メタボリックシンドロームの治療も必要です。


   

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